【初心者向け】PythonでCSVを読み込んで合計計算しよう!|Python100本ノック Lesson 14

Pythonで学べる100のミニアプリ ロードマップ

はじめに

第13回では「単語カウントアプリ」を作って、文字列処理と辞書型を体験したな。
今回はさらに実用的なデータ処理に進んで、「CSVファイルを読み込んで合計計算するアプリ」 を作るで!

CSV(Comma-Separated Values)は、表データを扱うときによく使われる形式や。
Pythonでこれを読み込んで、数値の合計を出してみよう。


完成イメージ

data.csv(サンプルファイル):

商品,値段
りんご,120
みかん,80
バナナ,150

プログラムを実行すると:

合計金額: 350

ヒント(使う要素)

  • csv モジュール → CSVファイルを扱う標準ライブラリ
  • with open("ファイル名", "r") → ファイルを開く
  • int() → 数値に変換
  • for 文 → 行を繰り返し処理

コード全文(基本版)
# Lesson 14: CSV読み込み→合計計算アプリ
import csv

filename = "data.csv"
total = 0

with open(filename, "r", encoding="utf-8") as f:
    reader = csv.reader(f)
    next(reader)  # 1行目(ヘッダー)をスキップ
    for row in reader:
        total += int(row[1])  # 2列目(値段)を合計

print("合計金額:", total)

改良版(平均・件数も計算)
# Lesson 14: CSV読み込み→合計計算アプリ(改良版)
import csv

filename = "data.csv"
prices = []

with open(filename, "r", encoding="utf-8") as f:
    reader = csv.reader(f)
    next(reader)
    for row in reader:
        prices.append(int(row[1]))

print("件数:", len(prices))
print("合計金額:", sum(prices))
print("平均金額:", sum(prices) / len(prices))

実行方法

  1. data.csv を作成し、サンプルデータを書き込む
  2. コードを lesson14.py として保存
  3. ターミナルで実行:
python lesson14.py

(動かへん場合は python3 lesson14.py


応用アイデア

  • 商品ごとの合計や平均を出す
  • CSVをGUIで選択して処理する
  • pandasライブラリを使って表形式で出力する

まとめ

今回は 「CSV読み込み→合計計算アプリ」 を作って、CSVファイルの扱いを学んだで!
csv.reader を使えば、表データを簡単に処理できるんや。

👉 次回は Lesson 15: 行数カウントツール
ファイルの行数を数えるシンプルなアプリを作って、さらにファイル操作に慣れていこう。