
はじめに
第14回では「CSV読み込み→合計計算アプリ」を作って、表データの扱いを体験したな。
今回はもっとシンプルなファイル操作として、「行数カウントツール」 を作ってみるで!
テキストファイルの行数を数えるだけのアプリやけど、ログ解析やデータチェックにも役立つんや。
完成イメージ
対象ファイル:sample.txt
Python JavaScript C++ Go
実行結果:
sample.txt の行数は 4 行です。
ヒント(使う要素)
with open("ファイル名", "r")
→ ファイル読み込みreadlines()
→ ファイルを行ごとにリストとして取得len()
→ リストの要素数を数える
コード全文(基本版)
# Lesson 15: 行数カウントツール filename = "sample.txt" with open(filename, "r", encoding="utf-8") as f: lines = f.readlines() print(f"{filename} の行数は {len(lines)} 行です。")
改良版(汎用ツール)
複数ファイルに対応できるように改良してみよか。
# Lesson 15: 行数カウントツール(複数ファイル対応) files = ["sample.txt", "data.csv"] for filename in files: try: with open(filename, "r", encoding="utf-8") as f: lines = f.readlines() print(f"{filename} の行数は {len(lines)} 行です。") except FileNotFoundError: print(f"エラー:{filename} が見つかりません。")
実行方法
- 行数を数えたいテキストファイルを用意
- コードを
lesson15.py
として保存 - ターミナルで実行:
python lesson15.py
(動かへん場合は python3 lesson15.py
)
応用アイデア
- ユーザーに
input()
でファイル名を入力させる - 空行を含める/含めないを切り替える
- CSVなら「行数」と「列数」を同時に出力する
まとめ
今回は 「行数カウントツール」 を作ったで!readlines()
と len()
を使うだけで、ファイルの行数を簡単に調べられることが分かったな。
👉 次回は Lesson 16: ログ自動保存アプリ。
プログラムの実行内容をファイルに記録する仕組みに挑戦するで!